行列のできるメールアプリ「Mailbox」はメインで使えるか試してみた
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リリースと共に予約の順番待ちができているiOS用の無料メールアプリMailbox。先日、ようやくカウントダウンが終了し、アプリが使用できるようになったのでレビューしてみます。
Mailbox 1.0.1(無料)
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
販売元: Orchestra, Inc.(サイズ: 9.4 MB)
特徴
アプリはGmail専用で、キャリアのメールアドレスなどには対応していません。またアプリ単体でプッシュ通知に対応しています。そして一番の特徴と言えるのが、メール一覧画面での左右スワイプジェスチャによるメール操作。受信トレイ(Inbox)にメールを残さず、アーカイブ・削除・あとで・リストへと処理していきます。
設定方法
カウントダウンが終了し、アプリが使用できるようになると自動的にGmailアカウントの追加ボタンが表示されます。マルチアカウントにも対応しています。
スワイプの長さによる操作の違い
基本的なアプリの使い方は、メール一覧画面での合計4つのスワイプ操作。左右どちらも「スワイプの長さ」による違いがあります。普段iPhoneの操作で行なっているスワイプと、長めのスワイプ。アニメーションが用意されていて、アクションの判別はしやすいです。
- 右スワイプ:アーカイブ
- 長く右スワイプ:削除
- 左スワイプ:あとで
- 長く左スワイプ:リスト
期限をつけてあとに送る
面白いと思ったのが、「あとに送ったメールを指定時刻に再びプッシュ通知させる」ことができるところ。期限を設定してあとに送ると、一旦受信箱からメールがなくなり、期限になると再び受信箱に配信されるというシステム。
あとに送ったメールの一覧画面では、期限が近いものほど上部に表示されるなど、受信後に即時対応する必要がないメールの処理には便利。iPhoneで処理→あとでPCで返信といった場合でも、[Mailbox] の下に Later というラベルが付与されています。
任意の複数メールの一括処理ができない
純正メールアプリを超える可能性を秘めたSparrow for iPhoneが登場
上記は私が普段使っているメールアプリ「Sparrow for iPhone」のメール一覧画面。画面右上に「編集」ボタンが用意されており、任意の複数メールを選択して、一括処理が行えます。これは純正メールアプリでも同様。
Mailboxのメール一覧画面では、「編集」ボタンに該当するものはありません。コンセプトの違いもありますが、これができないことで不便に感じることがありました。
既存のラベルを使えないなど不満な点も
スワイプ1つでメールを未来に送れるMailbox | Lifehacking.jp
現在のバージョン1.01ではMailboxのアプリから、「既存のラベル付与」、「ラベル有無の確認」ができません。私はアーカイブする時に何らかのラベルを付けることがほとんどなので、こういった点はマイナス。あとに送るなど面白い機能も用意されていますが、現時点ではメインのメールアプリとして使うには適していない印象を持ちました。
Mailbox 1.0.1(無料)
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
販売元: Orchestra, Inc.(サイズ: 9.4 MB)