プログラミング本などの技術書をカッターで切ってS1500Mでスキャンしてみた


久々のScanSnapによる自炊エントリー。iPadの発売から電子書籍市場が盛り上がっていますが、私もちょこちょこ時間を見つけて裁断→スキャンを試していました。そろそろ手持ちの本も少なくなってきたので、この辺でまとめてみます。

そもそもあんまり本を読まない

のっけから全否定のような感じですが、私は小説やマンガをほとんど持っていません。今回紹介する方法はプログラミング本などの大型書籍や、雑誌を主な対象にしています。


その中でも特に、iPhoneのアプリを開発するためにプログラミングの本を買って一から勉強したい方にはこの方法が便利なんじゃないかと思います。

2つの注意点

・カッターの刃はこまめに折って刃先を新しくする
・裁断の際に力を入れるのでカッターマット必須

本が少ないので裁断はカッターで

http://kyozai.noblog.net/blog/a/10225926.html
カッターを使った裁断で最も上手くいったのが上記のエントリーで紹介されている「本を谷折りにしてカッターを当てる」という方法。この方法なら定規がなくても小分けにできるので、600ページを超えるような書籍でもこれを2〜3度繰り返せばOKです。



小分けにしたら、いよいよ定規とカッターで一気に切る作業。多少力を込める必要がありますが、小分けにしていればいるほど簡単にできます。慣れると裁断機を使用した場合の断面と変わらないような気がしますがどうでしょうか。


尚、マンガや文庫本などの小型本を大量に電子化したいと考えている方は、やはり裁断機があったほうが効率的かと思います。

S1500Mでスキャンする

裁断を終え、ページの不備がないことを確認したらスキャン開始。S1500Mは100ページくらいまでなら一気に読み込んでくれるので、小分けにしたページの裁断→スキャン→待っている間に次の裁断→スキャンを繰り返せば時間の無駄もありません。



OCRはスキャンと同時に行ないます。ScanSnap購入時に添付されているAcrobatOCRをかけた方が精度は良いですが、私はそこまで検索機能を重視するわけではないので問題なしです。

ファイル名の付け方

書籍(雑誌)名-発売年月-特集名(雑誌の場合).pdf

本のタイトルから探すことが多いので、日付は後ろにしています。

例)
書籍の場合:はじめてのiPhone 3 プログラミング-200912.pdf
雑誌の場合:MacFan-200907-GIMPでプロなみ.pdf

MaciPhoneアプリのプログラミングの勉強をやってみた


解説書を見ながらMacを操作していると本の置き場所に困ったり、本とディスプレイ間の視点の移動が面倒だったりしますが、プログラミング本をスキャンしておくと、PDFファイルを参照しながらXcodeの画面を見ることができるので視点の移動距離が少なく疲れません。


もちろん、リファレンス本をスキャンしておいてiPhoneから出先でも確認するという使い方もあると思います。(この場合は検索機能を重視)
橋本商会 » scansnapと裁断機を買って本を電子化しまくる

iPhoneでの閲覧


Retinaディスプレイ搭載により高解像度化されたiPhone4での閲覧は純正アプリのiBooksか、GoodReaderがベストだと思います。iPhoneの容量が気になるならDropbox経由でGoodReaderを使って閲覧という手もあります。

全てのファイルはクラウドへ。 GoodReaderバージョン2.7でDropboxと連携。

まとめ

裁断機の必要性を改めて考えながらまとめてみましたが、やはり私の用途では必要無さそうだと思いました。カールのDC-210Nのような小型タイプなら収納もできますが、PLUSのPK-513Lは大きすぎますし...


確かに裁断機を使うと作業のスピードが上がり、キレイに裁断することは可能ですが、カッターで行った場合でも結果的に出来上がったPDFファイルを見てみるとほとんど気になることはありませんでした。