iPhoneの純正電卓アプリにある「mc」「m+」「m-」「mr」キーの使い方


私が毎週チェックしているテレビ番組「家電の学校」で紹介されていた電卓に関する内容を小ネタとしてシェアします。
上手く使いこなせば、電卓で計算しながらメモを取る必要がなくなりそうです。

純正電卓アプリ


iPhoneにデフォルトでインストールされている電卓(計算機)アプリ。
本体を横向きにすると関数電卓モードにもなり、重宝しているユーザーも多いはず。

4つのメモリーキー


そんな電卓アプリの一番上に「mc」、「m+」、「m-」、「mr」という4つのメモリーキーが用意されています。
読み方は、それぞれ「メモリークリア」、「メモリープラス」、「メモリーマイナス」、「メモリーリコール」と呼ばれ、計算結果を一時的に電卓にメモリー(記憶)したり、参照したり、消去することができます。

-mc:メモリークリア
-m+:メモリープラス
-m-:メモリーマイナス
-mr:メモリーリコール

「m+」キーで、計算結果をメモリーに足す

単純な例を挙げると「150円のペットボトル3本と、100円のガム2個の合計金額」
計算式で表すと「150 × 3 + 100 × 2」となります。
(尚、電卓アプリにこのまま打ち込んでも計算結果は正しい「650」と表示されます)


これをメモリーキーを使って計算すると、


まずは、「mc」キーでメモリーに蓄積された結果を削除。

  • 「mc」キー (メモリーをクリア)



次に、「m+」キーでメモリーに計算結果を足す。

  • 150 × 3 = 「m+」キー (計算結果「450」がメモリーに足される。)


  • 100 × 2 = 「m+」キー (計算結果「200」がメモリーに足される。)



そして「mr」キーで、これまでのメモリーの計算結果を見る。

  • 「mr」キー (450 + 200の計算結果「650」が表示される。)



最後に、再度「mc」キーを押すことで、これまでのメモリーの結果を消去します。

「m-」キーで、計算結果をメモリーから引く

先ほどの例を使い、「150円のペットボトル3本と、100円のガム2個を1,000円出すと、お釣りがいくらか?」という計算をします。
計算式で表すと、「1000 - (150 × 3) - (100 × 2)」となります。(便宜上の表記)


これを同様に計算すると、

  • 1000 「m+」キー (数値「1000」がメモリーに足される。)



「m-」キーでメモリーから計算結果を引く。

  • 150 × 3 = 「m-」キー (計算結果「450」がメモリーから引かれる。)


  • 100 × 2 = 「m-」キー (計算結果「200」がメモリーから引かれる。)


  • 「mr」キー (1000 - 450 - 200の計算結果「350」が表示される。)



最後に、「mc」キーで、メモリーの結果を消去。

まとめ

前述の例の通り、メモリーには「計算結果」と、「直前の数値」を記憶することができます。
(iPhoneでは、[=(イコール)]キーを押す必要があるので、全て「直前の数値」ですが...)
また、2回, 3回, 4回…と複数の計算でもOKです。


せっかく用意されているキーなので、フルに活用できると一層便利だと思います。


-mc:メモリークリア (メモリーの計算結果をクリアする)
-m+:メモリープラス (直前の数値または計算結果をメモリーに足す)
-m-:メモリーマイナス (直前の数値または計算結果をメモリーから引く)
-mr:メモリーリコール (これまでのメモリーの計算結果を呼び出す)
参照記事:メモリーキー - キーをフル活用しよう! - 電卓基礎知識 - 電卓 - CASIO